会社沿革
江戸・寛政年間、新六の祖先は造り酒屋を営み、酒つくりに精を出していましたが、文政に至って利根川を行き交う高瀬舟の舟運の仕事に切り替え、「河岸の新六」として栄えていました。当時舟運業をしながら、自家製で粕漬けを作り近所に配ったところ美味しいと評判を呼びました。原料となる瓜や胡瓜の野菜が利根川水系に広く栽培され手に入り易く、また造り酒屋の技術を上手に生かし芳醇な奈良漬を製造する元となりました。 明治元年、初代田中新六は舟運から鉄道の変化の流れを察知して、舟運の仕事をやめ、自家製で造っていた奈良漬を生業とした「新六の奈良漬」を創業し製造販売を始めました。